サイズ風信帖：縦約30.3㎝　横約8.5㎝　厚さ約1.2㎝　解説：縦約30.3㎝　横約8.5㎝　厚さ約1.5㎝【説明】風信帖（ふうしんじょう）は、空海が最澄に宛てた尺牘3通の総称である。国宝に指定されており、指定名称は弘法大師筆尺牘三通（風信帖）（こうぼうだいしひつ せきとく さんつう）。『風信帖』は『灌頂歴名』と並び称せられる空海の書の最高傑作であり、『風信帖』（1通目）、『忽披帖』（2通目）、『忽恵帖』（3通目）の3通を1巻にまとめたもので、その1通目の書き出しの句に因んでこの名がある。【内容】「大師の書は空海という一個の人間の芸術作品というにとどまらず、宇宙に遍在する永遠の生命の具象化にほかならない。真言密教においては、書そのものが生命をもち、人格をそなえたものと理解されている。 」こういった意味において、大師の書を技術面のみで鑑賞し、その筆法を修得するだけではかならずしも充分だとはいえないのである。大師の書を通じて、その背後に秘められた宇宙の永遠の生命を汲みとり、わがものとしていただきたいと思う。さすれば法大師測入定千百五十年を記念して、本書を出版した意義もさらに深まるにちがいない。昭和59年複製　2冊とも折れ帖　解説付属　発行部数少なめ※中古品ですので傷・黄ばみ・折れ等経年の汚れはありますが、年数を考えるとおおむね綺麗な状態です。